コンタクトレンズを使ってスポーツシーンを快適に

コンタクトレンズを使ってスポーツシーンを快適に

部活に励む中高生をはじめ、ランニングを日課にしている人、休日に好きなスポーツを楽しむ人など、スポーツに汗を流す人は世代を超えてたくさんいます。

どんなスポーツでも、思い切り楽しむためには、視界の良さや視野の広さがとても大切ですよね?

メガネをかけたままの運動は、ずれたり、外れたり、汗でレンズが曇ったり、不便なことがいっぱい。そんな時に便利なアイテムがコンタクトレンズです。

スポーツを思い切り楽しみたい人にオススメのコンタクトレンズの特長と種類、種目別レンズ選びのポイントをご紹介します!

1.メガネよりコンタクトレンズが便利な理由

ずれ、破損、曇りの心配は無用

スポーツをする際、より良いパフォーマンスを発揮し、好成績をおさめるためには、視力がとても重要です。

メガネをかけて運動した場合、汗や振動でずれたり、落としたり、ボールが当たってレンズが破損する可能性もあります。また、雨などの水滴やレンズの曇りがプレーを妨げることもあるでしょう。

これらの問題を解決するなら、コンタクトレンズの装用がオススメ。ずれや破損の心配がほとんどなく、視界が曇らないから、集中力のUPにもつながります。

裸眼と変わらない広い視野でプレー

スポーツシーンでは、ボールなどの物体や人の動きを的確にとらえ、正確な距離感をつかむことが大切です。しかし、メガネをかけている状態で得られる視野は120度ほどしかなく、フレームが視界を邪魔してしまうこともあります。

そんなメガネのわずらわしさを解決してくれるのが、目に直接着けることができるコンタクトレンズです。

見える範囲は約180度と、裸眼と遜色ない視野を確保できます。また、スポーツには欠かせない「歪みのない見え方」と「正確な遠近感」が得られることも、コンタクト使用の大きなメリットです。

2.スポーツには使い捨てソフトレンズが最適

ずれにくい、外れにくい、割れにくい素材

スポーツをする際に最も適したコンタクトレンズは、1dayタイプのソフトレンズです。

レンズのサイズがハードタイプよりも一回り大きく、まぶたにひっかかりやすいため、ずれや外れの軽減につながります。また、水分を含んだ柔らかい素材でつくられており、割れにくいこともスポーツシーンに適した特長です。

使い捨てだからいつでも清潔

1dayタイプの使い捨てソフトレンズなら、毎日レンズを交換できるから常に清潔な状態を保てるだけでなく、日々のお手入れも簡単です。

もし仮に、運動中にコンタクトレンズを無くしたり、違和感を感じたとしても、すぐに新しいレンズに取り替えられます。

「スポーツをする時だけ」の人にも

普段はメガネで過ごし、運動をする時だけコンタクトを使用したい人にも、1dayタイプのソフトレンズはとても便利です。

せっかくの運動の機会に、思い切り汗をかきたい、自由に動き回りたいと思ったら、コンタクトに慣れていない人にも装用しやすいソフトレンズを上手に活用しましょう。

ただし、レンズにも使用期限があるので、使用頻度などに合わせて購入することが大切です。

3.スポーツ時のコンタクト装用の注意点

高含水率とUVカット機能に注目

スポーツと一言で言っても、屋外・屋内の違い、運動量の多さ、人との接触の有無など、種目によって求められる機能や見え方は違います。

基本的にどのスポーツでも、使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズの使用がオススメですが、うるおい成分がたっぷりの高保水率レンズの方が、外れにくさも向上します。

また、屋外でのスポーツにはUVカット機能のあるレンズを選び、目の健康にも気を配ることが大切です。

屋外競技

野球、ソフトボール、テニス

野球、ソフトボール、テニスは、ボールが小さく、速いスピードにも対応しなければなりません。メガネでのプレーも可能ですが、広範囲を歪みなく見ることができるコンタクトレンズの利用がおすすめです。

サッカー、ラグビー

サッカーやラグビーは、人と人が激しくぶつかりあうスポーツです。メガネをかけてのプレーは危険であり、サッカーにおいてはルールで使用が禁止されています。

ソフトタイプのコンタクトレンズを使用していても、衝撃で外れてしまう恐れもあるので、すぐに交換できる準備も忘れずに。

ゴルフ、陸上

個人競技であるゴルフや陸上は、激しい動きが少なく、人とぶつかることもありません。この場合、コンタクトレンズの種類にこだわる必要はありませんが、UV機能のあるレンズを選ぶように心がけましょう。

屋内競技

バスケットボール、バレーボール

バスケットボールやバレーボールは、ボールの行き来が激しいスポーツです。顔にボールが当たるリスクや人との接触があることを考えると、メガネでのプレーは極力避けるべきでしょう。

バドミントン、卓球

ラケットを使う競技であるバドミントンや卓球は、人との接触の心配がなく、羽根やボールが顔に当たってもほとんど支障はありません。

メガネでのプレーも可能ですが、小さな羽根やボールを的確に捉えるため、汗などによる曇り対策のために、コンタクトレンズを使用しても良いでしょう。

剣道、柔道、空手

武道系、格闘技系のスポーツは、対戦相手との接近戦が基本になります。視力がよほど悪くない限り、裸眼でのプレーが望ましいですが、コンタクトレンズを使用する場合は、衝撃に強く、ずれにくいソフトコンタクトレンズを選びましょう。

水中競技

水泳、水球、シンクロナイズドスイミング

水泳や水球などは、コンタクトレンズの使用を控えることが原則です。もし使用する場合は、ぴったりフィットするゴーグルを使用し、レンズが水に浸からないよう注意しましょう。また、プールからあがったらすぐに新しいレンズに交換することが大切です。

【まとめ】スポーツに適した安心・安全・便利なアイテム

スポーツに熱中し、集中力を高めるために、クリアな視界と広い視野は不可欠です。
1dayタイプの使い捨てソフトレンズは、スポーツに汗を流すすべての人の心強いパートナーであり、安心・安全・便利なアイテムです。

しかし、プレー中には、目の中に砂やゴミが入ることもあれば、人やボールとぶつかってしまうこともあります。痛みや違和感を感じた時には、我慢をせずにレンズの使用を中止し、もしもに備えて交換用のレンズや同じ見え方のメガネを準備しておくことも大切です。

また、スポーツの時にだけコンタクトレンズを使用するユーザーであっても、眼科で定期的な検査を行い、自身の目の状態を常に把握できるよう心がけましょう。