仕事や学校、遊びやデートへ出かける前の朝。キレイにお顔をメイクアップして、目にはコンタクトレンズを着けて、さぁ出発!という日々を送っている女性は多いと思います。
身支度に欠かせない“お化粧”と“コンタクトレンズの装用”ですが、どちらを先に行うべきかご存知ですか?
また、帰宅後の“メイク落とし”と“コンタクトレンズの取り外し”は、どちらから済ませるべきかご存知ですか?
今回は、メイクをする女性必見の、コンタクトレンズ装用と取り外しのベストなタイミングと注意点についてご紹介します!
1.コンタクトレンズの装用は必ず“メイク前に”
清潔な手でレンズを着けることが大事
お出かけ前の身支度でメイクをするコンタクトユーザーは、必ず、お化粧をする“前”にコンタクトレンズを装用するようにしましょう。
理由は、鏡が見えやすいようにでも、メイクをしやすいようにでもありません。きれいに洗った清潔な手で、コンタクトレンズを汚さずに装用するためです。
清潔な手でレンズを着けることが大事
メイクに使うリキッドタイプの化粧品や、日焼けどめ、ハンドクリームは、直接手に取ってから塗ります。また、その他の化粧品も、顔に塗った後に指で伸ばして整えることがあるでしょう。
実は、これらの化粧品やクリームには、油分が含まれていることが多く、しっかり手を洗った後でも成分が若干残っていることがあります。レンズに少しでも悪影響を与えないために、「コンタクトの装用はメイクの前に」が鉄則です。
2.メイク落としはコンタクトレンズを“外してから”
レンズは水に弱く、汚れは大敵
メイクを落とす際も、まずはコンタクトレンズを外してから行いましょう。
いくら目を閉じていても、メイク落とし(クレンジング剤)や水が目の隙間から入ってしまうことがあります。
ソフトタイプのコンタクトレンズはもともと水に弱い性質ですし、2weekタイプのレンズは保存液に入れて繰り返し使用するものです。水の影響を受けないために、化粧品の汚れを付着させないために、清潔な手でレンズを外してから、メイクは落としましょう。
3.コンタクト装用後のメイクにも細心の注意を
目元周りのアイラインやマスカラは慎重に
メイクの“前”にコンタクトレンズを装用した後でも、実際にメイクをする際には細心の注意が必要です。
特に、目元周りをメイクするアイラインやマスカラを使う際は、目の中に化粧品が入らないよう慎重に行うことが大切です。
コンタクトレンズを装用している人は、目の健康とレンズの品質保持のために、まぶたの縁に近過ぎる場所へのお化粧は控えた方が良いでしょう。
乾燥を防ぐ「マイボーム腺」まで塞がぬように
まぶたの縁ギリギリにマスカラやアイラインを塗ると、化粧品の成分がコンタクトレンズへ影響を与える可能性があるだけではありません。
まぶたの内側の粘膜の部分には、涙を分泌し、乾燥から目を守る「マイボーム腺」があります。重要な働きをするマイボーム腺を化粧品で覆ってしまうと、目が乾きやすくなり、結果的にコンタクトレンズの装用感にも不具合が出てしまいます。
4.万が一、レンズに化粧品が付着してしまったら
「ちょっとくらい大丈夫」は禁物
万が一、メイク中に化粧品がレンズに付着したり、成分が目の中に染み込んできてしまった時には、すぐにコンタクトレンズを外すよう心がけてください。
化粧品は涙の成分で洗い流せるほどの軽い汚れではありません。使い捨ての1dayタイプのレンズであれば新しいものと交換し、2weekタイプのレンズであれば洗浄液でしっかりこすり洗いをしてから使用しましょう。
「ちょっとくらい大丈夫」は禁物です。
【まとめ】着ける時も、外す時も、「メイクより先」が基本
視界を良くするコンタクトレンズ、見栄えを良くするメイクは、目の痛み・かすみなどのトラブルを起こさないために、正しい順番で行うことが大切です。
コンタクトレンズを着ける時も、外す時も、「メイクより先」が基本。
また、レンズに触れる際には、ちゃんと手をきれいに洗うこと。
これさえ徹底していれば、厄介なトラブルを招く心配はほとんどありません。