「日本人は一重まぶたが多い」「一重・二重まぶたは遺伝で決まる」「二重まぶたのほうが目がぱっちり見える」など、まぶたに関する話題はたくさんあるのではないでしょうか?今回は、皆さんが意外と知らない「まぶた」に関する情報をお届けします!
「日本人には、一重まぶたが多い」ってホント?
2019年の「アチーブ」による調査では、日本人の二重まぶたの人の割合は全体の半数を占めていると言われており、一重まぶたの人が3割、左右で違う人が1割ほどという結果が出ています。
また、日本美容外科学会においても「一重まぶたの人と二重まぶたの人の割合は概ね半々」という見解が発表されています。
そのため、「日本人に一重まぶたが多い」とは言いきれないことになります。
「一重・二重まぶたは遺伝で決まる」ってホント?
「眼瞼挙筋」がポイント
普段、わたしたちは「眼瞼挙筋」というまぶたの中で枝分かれした筋肉が収縮することでまぶたの開閉を行なっています。
眼瞼挙筋が瞼板という軟骨のような組織とくっついていればしわができないで一重まぶたになり、眼瞼挙筋が他の複数箇所とくっついていればしわができ二重まぶたになると言われています。
眼瞼挙筋の接合については、4つの遺伝子が関係して決定されると言われています。
なので、「一重・二重まぶたは遺伝で決まる」というのは、間違いではありません。
変化するまぶたの構造
例えば、二重まぶたの人がお酒をたくさん飲んだ翌日、腫れぼったい一重まぶたでしんどそうにしている様子を見たことはありませんか?
このように、成長や加齢、生活習慣など後天的な要因でも「まぶたの構造は変化する」ため、遺伝で全て決まるとは言い切ることはできません。
「目がぱっちり見えるのは二重」ってホント?
上まぶたから眉毛までの「距離」がポイント
二重まぶたの場合、しわの中にまぶたの皮膚の一部分が格納されていることになり、上まぶたから眉毛までの距離が一重まぶたよりも短く見えます。
そのため、相対的に目が大きく見えるというわけです。
「ぱっちり」の要因は、まぶただけではない
上まぶたと眉毛の距離には個人差があるのはもちろん、メイクで調節したりすることもできます。
したがって、「二重まぶたのほうが、ぱっちり見える」と言い切ることは難しいです。
二重まぶたの作り方
一重まぶたをコンプレックスに感じていたり、二重まぶたに憧れるという人も多いのではないでしょうか?
そこで、身体やお財布に負担をかけない「二重まぶたの作り方」をいくつかご紹介します。
アイプチ・ふたえのり
まぶたに糊を塗って、人工的にまぶたにしわを作り出すことによって二重を作ることができます。
メイク
自分の希望の二重幅にアイライナーを引き、その下をアイシャドウで濃く埋めることで二重風に見せることができます。
カラーコンタクト
二重まぶたには憧れるけれど、アイプチもメイクも面倒…という場合には、カラーコンタクトで目全体の印象を変えるということも一つの方法です。
まとめ
一重まぶたも二重まぶたも、生活する上での問題は何一つありません。
ですが、「目」が他人に対してどのような印象を与えているかはどうしても気になってしまいますよね。
一重まぶたがあまりに気になって精神的なストレスになっている場合などには、医師の診察を受け適切な処置を施してもらうようにしましょう。