いつもはすんなり着けられるのに…。レンズのゴロゴロ感が気になって仕方ない…。すぐにレンズが乾いてしまう…。
このようなコンタクトレンズユーザーのお悩みを解決するために、コンタクト専用の「装着液」はあります。パッケージも容器も「目薬」にそっくりな装着液ですが、どのようなメリットや特徴があるのかを、ちゃんとご存知ですか?
今回は、コンタクトレンズのスムーズな装着と、心地よい装用感を手助けしてくれる「装着液」についてご紹介します!
1.コンタクト用の「装着液」と「目薬」の違い
目薬は“対処策”、装着液は“予防策”
コンタクトレンズ専用の「目薬」と「装着液」は、似ているようで、まったく使い方や種類の異なるアイテムです。
まず、目薬は「医薬品」であり、レンズ装用後に生じた目のトラブルや不快感を解消する“対処策”として使用します。
一方、装着液は「医薬部外品」で、レンズの装用前に使用して装着時や装用後のトラブルを未然に防ぐ“予防策”の役割を担います。
2.「装着液」を使って“うるおいプラス”、“つけ心地アップ”
スムーズなレンズ装着で、身支度を時短
コンタクトレンズの装着液は、瞳にレンズを装用する際、直接レンズに数滴垂らして使用します。
なかなか目に着けにくい朝や、装用に慣れていない人でも、装着液がレンズにうるおいを与えてくれるので、スムーズにレンズを装着することができます。
身支度の時短はもちろん、着けてすぐの違和感・不快感からおさらばできます。
乾燥を遅らせる、朝一番のうるおい補充
保湿成分たっぷりの装着液は、装用時のトラブル予防だけではなく、その後の乾燥予防にも役立ちます。
コンタクトを着ける時点で、レンズに十分なうるおいを補充しておけば、乾きを感じるまでの時間を引き延ばせるので、目薬をさす回数を減らすこともできます。
3.どんな「装着液」を選ぶべき?
目の健康のために「防腐剤なし」のタイプを選びましょう
コンタクト専用の装着液は、目薬と同様に、たくさんの種類が市販されています。
すべてのコンタクトレンズに使用できるものも多くありますが、どのような成分の入った装着液を選ぶべきか、迷いますよね?
中でもまず、チェックすべきポイントは、「防腐剤」が含まれていないことです。防腐剤は、大切な目に悪影響を与えてしまう可能性があります。
目の健康を考えるのであれば、防腐剤無添加の、人の涙に近いタイプの装着液を選びましょう。
高い保湿効果、眼精疲労軽減の成分とは?
装着液のパッケージに記載された成分を確認すれば、その装着液が保湿の他にどのような効果を有しているのかが分かります。
自身の求める効果や好みを探すためにも、ぜひ一度チェックしてみてください。
■ うるおい・保湿効果 → ヒアルロン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ヒマシ油
■ 粘度の高い保湿成分 → ヒプロメロース
■ 眼精疲労の軽減 → ビタミンB12、タウリン
【まとめ】「装着液」を上手に活用し、快適性の持続を
コンタクトレンズを着けるときに苦労している、普段からレンズが乾燥しやすい、目薬が手放せない、生まれて初めてコンタクトを着けるなど。
このような悩みを抱えているコンタクトユーザーは、「装着液」を上手に活用し、装用感のUPと快適性の持続を図りましょう。
ほんの少しのひと手間と、数滴の装着液が、瞳にやさしい“うるおい”をレンズに与え、乾きや汚れに強い状態をキープしてくれます。
違和感、乾燥、疲れを感じてから目薬で「対処」する前に、装着液で事前に「予防」する習慣をとり入れてみましょう。