今でこそ使い捨てソフトコンタクトレンズは広く普及していますが、以前は1〜2年使えるソフトコンタクトレンズが主流でした。
でも使い捨てコンタクトレンズって種類が多くて、どれを選べばいいのか分からない!って人きっと多いはず。
今回のコラムでは、使い捨てソフトコンタクトレンズの種類について詳しくみていきましょう。
1.使い捨てコンタクトレンズができた理由
以前は、約1~2年使用が可能なソフトコンタクトレンズが主流でした。しかし、元々ソフトコンタクトレンズの素材は水を含むため、たんぱく汚れが付きやすく菌が繁殖しやすいという悩みがありました。
特に従来型のソフトコンタクトレンズは長期で使用するため、日々のレンズケア以外にも定期的に、特別なケアが必要でした。そこでコンタクトレンズの安全性をより高めるために誕生したのが使い捨てコンタクトレンズです。
特に1Dayタイプのコンタクトレンズは安全性が高いレンズだと言われています。
2.1Dayタイプのコンタクトレンズ
1日使い捨てコンタクトレンズのことです。1Dayタイプのコンタクトレンズの最大の特徴は、ケアが不要で常に清潔なレンズを使用できるということです。
ですのでコンタクトレンズ初心者の人にもおすすめです。また、たまにしか使わない人やケア用品が必要ないので旅行の時にも最適です。
しかし、他のコンタクトレンズに比べて、コストがやや高めなところがデメリットでもあります。
3.2Week・1Monthタイプのコンタクトレンズ
2週間、1か月交換型のコンタクトレンズのことです。
実は知らない人も多いと思いますが、2週間交換型のソフトコンタクトレンズは「14回使える」のではなく「使用し始めてから14日間」しか使えません。衛生面から例え14日間のうち1回しか使わなくても、開けてから14日間経ったら捨てなければいけないのです。1か月交換型も同じです。
毎日レンズをケアしなければならないのが面倒な点ですが、1Dayタイプのコンタクトレンズに比べ価格が安くコストパフォーマンスが高いため、人気のコンタクトレンズです。
4.1週間連続装用コンタクトレンズ
名前の通り1週間、寝ているときもずっとつけっぱなしでいられるソフトコンタクトレンズのことです。レンズのケアが不要で、つけっぱなしなので装用の手間もない。
最初にこのレンズが登場したとき、驚いた人も多かったはずです。
朝起きた瞬間から視界がクリアって視力の低い人にとっては夢のような話ですよね!
しかし、1週間というのはレンズが連続装用に耐えられる「最長の期間」であり、目の状態によってはもっと短い期間しか連続装用が許されない場合もあります。使用の際は、しっかり眼科医と相談してルールを守ることが大切になってきます。
5.使い捨てコンタクトレンズを使用する際に大切なことって?
使い捨てコンタクトレンズを使用する際に大切なのは期限を守って使用することです。
まだ使えそうだからいいと、期限を過ぎて使用するのは危険です!
私たちの目は、酸素を必要とし生きているのです。今、症状が出なくても間違った使い方をしたせいで将来目に異常をきたすこともあります。
決して取り替えのきかない自分の目。用法を守ってコンタクトレンズを使用し、大切にしましょう。
このコラムが少しでもみなさんの正しいコンタクトレンズ選びのお役のたてればと願っています。