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糸やゴミ屑のような物が目の前をゆらゆら浮遊する!不思議な「飛蚊症」の正体とは?

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ある日突然、または気がついたら明るい場所や白い壁、テレビやパソコンを見ているとき、目の前に糸くずや虫のような黒い浮遊物が見えたことありませんか。このような症状を「飛蚊症(ひぶんしょう)」といいます。

1.飛蚊症の正体とは?

飛蚊症の症状である浮遊物の正体は、「眼球の硝子体の濁り」です。私たちの眼球の中は、硝子体と呼ばれるゼリー状の透明な物質が大部分を占めていて、角膜と水晶体を通過して入ってきた光が、硝子体を通り網膜まで到達することによって普段物が見えています。ところが、本来透明なはずの硝子体に何かの原因で濁りが生じると、その濁りが影となり網膜にうつり、目の前に見えるようになります。これが飛蚊症(浮遊物)の正体です。

ちなみに、浮遊物の種類には様々な形のものがあります。
・ゴマ状
・水玉
・虫状
・カエルのたまご状
・糸くず状
・輪っか状
など上記のようなものは、すべて飛蚊症の一種と見なされます。

2.飛蚊症はどうして起こるの?

では、飛蚊症はどのようなことが原因となり起こるのでしょう?その原因として考えられるものを、ひとつずつチェックしていきます。

2-1 生まれつきの場合

まずはじめに、飛蚊症はあらゆる年代で起こります。その中でも若い人に多いのが生まれつきの場合。母体内で胎児の眼球が作られる過程では、硝子体の中に血管が通っています。この血管は、出産までには(眼球が出来上がるまで)なくなってしまいます。しかし、その血管の一部が生後も硝子体の中に濁りとして残り、飛蚊症の症状の原因となることがあります。

2-2 老化が原因の場合

年齢を重ねると硝子体はゼリー状から液状へと変化していきます。すると、硝子体は徐々に収縮をはじめ、硝子体の後ろが網膜から剥がれることがあります。これを、硝子体剥離(しょうしたいはくり)と呼びます。このような変化が、飛蚊症の症状をもたらす原因になります。また、若い人でも近視がひどい場合は、硝子体剥離が早期に起こりやすいので注意が必要です。

2-3 目の病気が原因の場合

硝子体剥離や、何かの原因で網膜に穴が開いてしまう網膜裂孔(もうまくれっこう)。網膜が剥がれる網膜剥離(もうまくはくり)などの症状が眼球の中で起こると、初期症状として浮遊物の数が急激に増えることがあります。また、硝子体出血と言って糖尿病や高血圧、外傷などが原因で硝子体の中で出血した場合も突然目の前に飛蚊症の症状が現れます。

3.飛蚊症の症状の変化に注意することが大切

飛蚊症は自覚症状があっても問題がなく、特に治療の必要がない場合がほとんどだと言われています。しかし、目の病気が原因の場合、眼科での早急な治療が必要となります。特に、普段から飛蚊症の症状がある方は、見える浮遊物の数や形に変化がないか気をつけておくようにしましょう。急激に浮遊物の数が増えた場合は、何らかの病気が眼球の中で起こっていることが考えられます。

【まとめ】

病的な症状が原因の場合は、早期発見が大切です。飛蚊症の症状に気がついたら、その原因が生理的なものなのか、目の病気からくるものなのかご自身で判断せず、眼科で検査を受けるようにしましょう。現在は、手術やレーザー治療といった適切な治療法がありますので、まずは眼科医に相談してみてください。

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