コンタクトレンズ愛用者の温泉旅行・銭湯事情

コンタクトレンズ愛用者の温泉旅行・銭湯事情

旅先の温泉や近所の銭湯で、からだをほっこり温めて、日々の疲れをリフレッシュしたい!

季節を問わずたくさんの人に愛されている日本各地の温泉や、地域の憩いの場となっている銭湯(日帰り温泉施設)を存分に楽しみたいけど、「コンタクトレンズを着けたままの入浴は不安」とお悩みのコンタクトユーザーはたくさんいます。

温泉や銭湯を利用する際の注意点をしっかりおさらいし、できるだけ快適に醍醐味を味わえる方法を身につけましょう!

1.温泉入浴時の装用リスクを正しく知る

住み慣れた自宅での入浴時と同様、コンタクトレンズを着けたまま温泉や銭湯に入る際には、気をつけなければならない、知っておくべきリスクがいくつかあります。

瞳に直接触れるコンタクトレンズの素材は、とてもデリケート。高温多湿となる浴場内では、お湯の影響でレンズが変形してしまったり、石鹸やシャンプーが不意に目に入る恐れもあります。

また、ただの“お湯”ではない温泉の成分がレンズに付着することによる不具合も十分起こり得ます。目の病気やトラブルを避けるためにも、温泉や銭湯でのコンタクトレンズの利用は極力控えることがおすすめです。

2.浴場やサウナではコンタクトレンズが外れやすくなる

自宅のお風呂、温泉、銭湯を問わず、コンタクトレンズをつけたままの入浴で最も気をつけたいのがレンズの紛失です。

レンズが水分を吸収しすぎると、レンズの見え方に支障がでる可能性だけでなく、ずれたり外れやすくなります。

また、サウナでの利用も要注意。室温の高さと乾燥によってレンズの変形はもちろん、外れやすさも一気に高まります。温泉や銭湯では特に、一度外れてしまったレンズを見つけるのは至難の業。お湯に顔をつけないこと、洗顔・洗髪を避けることだけでなく、紛失のリスクが常につきまとっていることを意識しなければなりません。

3.「どうしても」のために、1dayタイプのソフトコンタクトを

入浴時のコンタクトレンズの利用は極力避けるべき理由を紹介しましたが、家族や友人と初めて訪れた温泉では、景色や風情も含めて存分に堪能したいものです。

コンタクトレンズの代わりにメガネをかけても浴場内では曇ってしまいますし、レンズやフレームの変形・損傷も起こりがち。

また、裸眼では眼の前や足元が見えづらく、転ばないように、人を間違えないようにと気を使うことに必死になってしまいます。それではむしろ、疲れがたまってしまう一方。

「せっかくの旅先の温泉なんだから、どうしても着けたまま入りたい」と言う人は、1dayタイプのソフトコンタクトレンズを装用しましょう。

温泉に入る時だけ利用して、上がったらすぐに外して処分する。入浴時に使い捨てタイプのソフトコンタクトを利用する場合でも、この条件は必須です。

【まとめ】コンタクトをつけたままでも安心して楽しめるように

温泉や銭湯などのお風呂場で、メガネのように視界が曇ることなく、足元や手元がはっきり見えるようにコンタクトレンズを使用することは、怪我の予防やストレスを感じないためにとても重要です。

露天風呂からの景色もぼやけてた、目の前の段差に躓いて転んだ、床で足を滑らせてしまった、一緒に入ったはずの友人や家族がどこに行ったかわからない・・・。こんな不便なことがあっては、せっかくの楽しみも醍醐味も味わえません。

だからこそ、コンタクトレンズを着けて入浴する際のリスクや注意点をしっかり把握して、使い捨てレンズのみを正しく利用すること。浴場内ではお湯が眼に入らないように十分注意して、入浴時間などにも気を配りながら、リラックスタイムを過ごしましょう。