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2019年8月 目とコンタクトの
大事な知識

コンタクトレンズが“外しにくい時”に使える3つのコツ

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毎日同じ種類のコンタクトレンズを使っていても、レンズが着けにくい日や、外しにくい日があると思います。
特に、装用後のレンズを外すシーンでは、「目にくっついて上手く外せない」と悩んでいるコンタクトユーザーが多いようです。
いつも通りの方法でレンズが外しにくい時、無理やり外そうとすると、レンズが破れてしまったり、目を傷つけてしまうこともあります。目にレンズが貼りついてしまっている場合でも、落ち着いて、適切な対処を行なうことが大切です。
今回は、コンタクトレンズが「外しにくくなる原因」と「外すコツ」をご紹介します!

1.レンズが外しにくくなる原因

潤い不足がレンズの乾燥に

コンタクトレンズが瞳に貼りついて外しにくくなる主な原因は、目の乾燥です。
空気の乾燥した季節はもちろん、涙の量が不足していたり、長時間のデスクワークでまばたきの回数が減ったりすると、レンズや瞳の潤いは不足しがちになります。

水分を含んだソフトレンズは乾きやすい

ソフトコンタクトレンズは、水分を含んだ柔らかい素材でできているため、時間の経過と共に乾きやすくなります。
レンズと瞳の間の水分が失われると、ソフトレンズが眼球にぴったり貼りついて動かなくなることも。滑らかな表面のソフトレンズは、もともと外しにくいことから、一度乾燥しきってしまうと大変です。

2.シリコーンハイドロゲル素材は特に外しにくい!?

進化系であるがゆえのフィット感が要因

酸素透過率の高さと装用感の良さから人気が高まっている「シリコーンハイドロゲル素材」のレンズですが、従来のソフトレンズに比べて“外しづらい感覚”を持っているユーザーも見受けられます。
その理由は、レンズそのものの硬さと、瞳へのフィット感にあるとされており、最先端技術を駆使した“進化系レンズ”であるがゆえとも言えるでしょう。

3.上手くレンズを取り外せない時の対処法

乾燥などによって瞳からレンズを上手く取り外せない時には、次の3つの対処法を試してみてください。
強引につまんだり、ずらしたりは禁物です。ピンチにも焦らずにいれるよう、“コツ”を覚えておきましょう。

1.目をとじて「涙」を溜める

レンズが瞳に貼り付いている原因は、乾燥状態です。
水分不足を補うための最も簡単なやり方は、「涙」で目の中をしっかり潤すことです。目を閉じて、涙が溜まるのをしばらく待ちましょう。

2.コンタクト専用の「目薬」を数滴さす

目の中を潤す次の手段は、コンタクトレンズ専用の目薬です。
瞳全体に行き渡るように数滴をさして、潤いを十分に与えてから外してみてください。

3.水に顔をつけて瞬きする

レンズに影響のない「涙」や「目薬」を使っても外れない。そんな時の最終手段です。
まず、洗面器などのボウルに水を入れて顔をつけます。水の中で瞬きを繰り返すと、レンズは外れやすい状態になります。気温の低い季節はぬるま湯でもかまいません。
ただし、この方法は、レンズの質に影響を与えたり、眼病の可能性が高まる水道水を使用しているため、1日使い捨てレンズ以外にはおすすめできません。

【まとめ】目の健康のためにも「正しい外し方」を覚えよう

コンタクトレンズが眼球に貼りついて外しにくくなる状況は、目とレンズの乾燥によって起こります。
普段はスムーズに取り外せるのに、なぜか今日は上手く外せない。そんな状況になると、気持ちが焦ってしまうかもしれません。
しかし、大切な自分の目にくっついているレンズを強引に外そうとすると、目の病気の原因となる傷をつけかねません。
まずは、焦らず冷静に、鏡でレンズの位置をしっかり確認。そして、涙の力や目薬を使って目に潤いを与えてみてください。
それでも外せない場合は無理をせず、眼科を受診して適切な処置を受けましょう。

コンタクトレンズのすべてのケアを1本で! 便利な溶剤「MPS(マルチパーパス・ソリューション)」

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2週間タイプのソフトレンズやハードレンズを使用しているコンタクトユーザーにとって、日々の丁寧なお手入れは欠かせません。
瞳に直接装着するレンズには、タンパク質・脂質・カルシウムなどの分泌物や汚れが付着するため、毎日しっかりと洗浄し、適切に保管する必要があります。
手間のかかるレンズのケアですが、洗浄・すすぎ・消毒・保存のすべてが1本でできる溶剤「MPS(マルチパーパス・ソリューション)」をご存知ですか?
今回は、コンタクトレンズのケア用品の中でも特に人気の高い、便利なアイテム「MPS」の特徴や使用上の注意点をご紹介します!

 

1.MPS(マルチパーパス・ソリューション)とはどんな液?

レンズの洗浄から消毒、保存まで使える便利なケア用品

コンタクトレンズを清潔に保つためのケアと言えば、過酸化水素タイプの消毒液を使用するか、煮沸消毒を行なうかの2択が従来的なやり方でした。
これらは洗浄剤、中和剤、保存液などを別に購入する必要がありましたが、MPSはレンズの洗浄・すすぎ・消毒・保存がすべて行える“マルチ”な溶剤として開発されました。

MPSの主成分は界面活性剤

面倒なレンズケアがたった1本で簡単に行えるMPSの主成分は、界面活性剤です。
装用後の洗浄、レンズケースに入れての保存、装用前のすすぎはもちろん、除菌・消毒効果も兼ね備えているため、自宅や勤務先でのケアだけでなく、旅行先や外出時に持ち運ぶ際にも手軽で便利です。

MPSの正しい使い方

1.こすり洗い・除菌

きれいに洗った手のひらの上にコンタクトレンズを乗せ、MPSを数滴たらしてこすり洗いします。レンズの両面を指の腹で丁寧に洗浄することで、付着した分泌物や汚れを取り除くとともに、レンズの表面を除菌します。

2.すすぎ

こすり洗いが終わったら、十分な量のMPSでレンズの両面をすすぎます。レンズケースに入れて保管する前だけでなく、再度装用する際にもしっかりとすすぎましょう。

3.保存・消毒

しっかり洗浄し、自然乾燥させたレンズケースにMPSを満たし、レンズを浸します。一定時間以上保存しておくと、ある程度の消毒効果が見込めます。

3.効果の過信がトラブルの原因に!?

MPSの消毒・殺菌効果は低め

コンタクトレンズのケアが簡単に行えるMPSですが、従来の過酸化水素液や煮沸消毒と比べて、消毒・殺菌効果は低いと言われています。
最も消毒効果が高いケア方法は煮沸消毒で、目に悪影響を及ぼす可能性のある細菌を100%除去できます。
一方、MPSの場合は、水道水などに含まれる微生物「アカントアメーバ」や真菌(カビや酵母)に対する消毒効果がほとんどありません。レンズの洗浄時に誤って水道水を使ったり、レンズケースを十分乾かしていないと、眼病の原因となるアカントアメーバや真菌が繁殖してしまう恐れがあります。

「しっかりこすり洗い」が何より大切

煮沸消毒や過酸化水素液より消毒・殺菌効果が低いMPSですが、保存前にこすり洗いをしっかり行なうことで、眼病の原因菌を取り除くことができます。
あらかじめ細菌を洗い流しておけば、レンズケースの中で細菌が繁殖することはありません。
MPSを利用しているコンタクトユーザーの中には、浸け置きだけで洗浄・消毒効果があると勘違いしている人もいるようですが、これは大きな間違い。
石鹸を使ってきれいに洗った手で、丹念にレンズをこすり洗いしてあげることが、目のトラブルを防ぐ最善策となります。

【まとめ】MPSで利便性とより良い装用感を手に入れよう!

今回は、コンタクトレンズの洗浄・すすぎ・消毒・保存が1本で片付いてしまう溶剤「MPS(マルチパーパス・ソリューション)」についてご紹介しました。
MPSの特徴と注意点を知り、正しく使用することができれば、とても利便性の高いケア用品として、日々のお手入れに役立つこと間違いなしです。
また、レンズを保管する際の保存液としても使えるMPSは、消毒効果だけでなく、レンズにうるおいを与えてくれる商品も数多く市販されています。
使用しているレンズや自身の目に合ったMPSを選び、より良い装用感も同時に手に入れましょう!

暑い夏はコンタクトレンズの管理も要注意!

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日本の夏と言えば、高温多湿。日中の最高気温が30℃を超える日も多く、場所によっては35℃を超える猛暑日を記録することも増えてきました。
真夏になると、いたるところで熱中症対策や食中毒対策が話題になりますが、コンタクトレンズの暑さ対策はできていますか?
今回は、コンタクトユーザーが夏の季節に気をつけるべきレンズの管理方法や日頃のケアについてご紹介します!

1.コンタクトレンズの素材は熱に弱い?それとも強い?

直射日光を浴びることは考えにくいけれど…

直射日光や高温状態に弱いとされるメガネを、真夏の車内や窓際に長時間放置してしまうと、レンズ表面のコーティングにひびが入るなどの異常が表れます。
では、コンタクトレンズの素材はどうでしょうか?
そもそも未使用のコンタクトレンズは、しっかりパッケージングされているため、レンズそのものが直射日光を浴びることはほとんど考えられません。メガネやサングラスとは違い、「車のダッシュボードの上に置き忘れてしまった」などのうっかりも起こりにくいでしょう。
また、コンタクトレンズの製造過程において、ハードレンズは約60℃、ソフトレンズは約120℃での処理がほどこされます。もともと高温に強い素材で作られているのです。

長時間の高温状態には注意が必要

メガネのレンズと比べて熱に強いコンタクトレンズの素材ですが、高温状態があまりにも長時間続くことは好ましくありません。
なぜなら、レンズ保護のための「保存液」に変質が起こる可能性があるからです。
たとえ未開封であっても、保存液の変質がレンズの形状や機能に悪影響を与える場合もあります。
パッケージの注意書きにある通り、直射日光や凍結を避け、“室温”で保管できることが品質保持のために大切です。

2.真夏は目の感染症リスクもUP

菌やウイルスの繁殖力がケタ違い

菌やウイルスの増殖が活発になる夏の時期、2ウィークタイプのソフトレンズやハードレンズを使用しているコンタクトユーザーは、レンズケースの管理に注意しましょう。
コンタクトレンズを保管する専用ケースは、小さく、円形で、隅々まで洗浄したつもりでも、眼病の原因になる菌やウイルスが残っている場合もあります。
角膜感染症を引き起こす緑膿菌やセラチア菌を、さまざまな気温下で1日培養したところ、4℃ではほとんど繁殖しなかったものが、25℃で100〜500倍、35℃で4,000〜40,000倍にも増えたとの実験結果もあります。

3.コンタクトレンズケースを清潔に保つために

いつもより入念にお手入れ

目の病気につながる菌やウイルスの増殖をできるだけ減らすためには、レンズケースをいつもより入念にお手入れすることが大切です。
洗浄力が高く、消毒効果もある洗浄液やケア用品を使用し、しっかり時間をかけて「こすり洗い」をしましょう。

保存液は必ず交換すること

菌やウイルスが繁殖する原因は、水分です。レンズケースを洗浄したあとは、完全に乾燥させ、原因菌を残さないことがまず重要です。
また、レンズケース内の保存液の温度が高くなればなるほど、菌の繁殖力は高まります。古い保存液を入れたまま放置したりせず、高温状態が続いた時にはこまめに入れ替えるなど、清潔な状態を保つよう心がけましょう。

【まとめ】夏限定の「ワンデータイプ」も有効な対策

高温多湿の夏の時期は、コンタクトレンズの管理にも十分な対策が必要です。
特に、レンズケースを使用しているコンタクトユーザーは、感染症予防のためにケース内を常に清潔に保つことが大切です。
とは言え、ケースを常に涼しい場所で保管したり、保存液をこまめに入れ替える作業が難しい場合も多いでしょう。
そんな方には、ワンデータイプの使い捨てソフトレンズを夏限定で使用することをおすすめします。できるだけ清潔なレンズを毎日使うことが、なによりの感染症予防です。
十分な対策とケアを行ない、暑い夏を乗り切りましょう!

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