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2019年7月 目とコンタクトの
大事な知識

「さかまつげ」の症状にコンタクトユーザーが気をつけること

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乳幼児やお年寄りの世代に多い「さかまつげ」ですが、まぶたの形状や何らかの原因によって、大人になってからも悩まされる人がたくさんいます。
さかまつげは、目の痛み、充血、異物感、目やにの多さなどの症状を引き起こすだけでなく、コンタクトユーザーにとってはレンズが装着しずらい理由の一つになるなど、やっかいな目の病気です。
そんな「さかまつげ」は、どのような理由で発症するのか、コンタクトレンズの装用に影響はないのかなど、気になる点をご紹介します。

1.まつげが内側に向かって生える「さかまつげ」

短くも頼りになるまつげが、本来とは逆の方向へ

通常、人のまつげは、まぶたから目の外側に向かって生えており、汗やホコリ、日差しなどが目に入るのを防いでくれる、短くも頼りになる体毛です。
しかし、「さかまつげ」は、本来とは真逆の内側に向いて生え、角膜に触れてしまっている状態のことを言います。
そして、「さかまつげ」にもいくつかの原因や種類があり、症状それぞれに対処法も変わってきます。

2.乳幼児に多い「睫毛内反」

筋肉の発達とともに自然治癒

さかまつげの症状の一つである「睫毛内反(しょうもうないはん)」は、まつげが目の内側に向いて生えている状態で、まぶたに皮下脂肪が多い乳幼児によく見られます。
子育て中の保護者にとっては心配の種と言えますが、小さい子どもはまつげ自体が柔らかく、それほど痛みを感じないそうです。
まぶたの筋肉が発達し、顔全体が引き締まり始めると、まつげは自然に外側に反ることがほとんどです。

3.大人でも起こりうる「睫毛乱生」「眼瞼内反」

まつげの生え方の変化は、加齢による筋肉の衰えが原因!?

まつげがさまざまな方向に生え、目の内側の角膜を傷つけてしまう症状が「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」です。
また、まぶたの形が変わり、内側に折れてくる症状を「眼瞼内反(がんけんないはん)」と言います。
どちらの症状も、まぶたの筋肉が衰えはじめたお年寄りに多く見られますが、年齢を問わず、誰にでも起こる可能性があります。

大人の「さかまつげ」は、自然治癒が見込めません

乳幼児の「睫毛内反」とは違い、大人になってからのさかまつげは、時間が経てば自然に治るものではありません。
目の内側を向いて生えているまつげを抜く応急処置の方法もありますが、場合によっては、まつげの生える方向を根元から変える手術が必要になります。
さかまつげは、角膜の表面を傷つけたり、抜け落ちたまつげが目の中に残りがちになります。症状に気づいたら、できるだけ早く眼科を受診しましょう。

4.さかまつげとコンタクトレンズ

内側を向いたまつげが装用時の邪魔に

さかまつげの症状は、まぶたの腫れなどによる一時的なものもあれば、眼科での治療が必要なものまで、治癒するまでの時間や方法はさまざまです。
本来とは違う方向に生えたまつげが、目の角膜を傷つけてしまうと、結膜炎などの眼病の発症リスクが高くなるだけでなく、痛み、かゆみなどの違和感も伴います。
また、コンタクトユーザーにとっては、レンズの装用時に目の内側を向いたまつげが邪魔になり、いつも通りに装用できないこともあるでしょう。
瞳を傷つけてしまう恐れのあるまつげをレンズで巻き込んでしまったり、装着時にチクチクとした痛みを感じる場合は、コンタクトの使用を控えましょう。

5.コンタクトで一時的なさかまつげ対策

黒目全体を覆えるソフトレンズがおすすめ

さかまつげの症状が分かり次第、できるだけ早く眼科を受診して、適切な処置をしてもらうことが大切です。
ただし、一時的ではありますが、コンタクトレンズを着けることが、さかまつげに効果的な対策になる場合もあります。
なぜなら、瞳に装着したレンズによって、内側を向いて生えたまつげが角膜に直接触れることを防げるからです。特に、黒目全体を覆うことができる大きさのソフトコンタクトレンズがおすすめです。
とは言え、勝手な判断は禁物です。コンタクトを着けていない時間はもちろんありますし、すでに瞳に何らかの影響がある場合は、症状を悪化させてしまうかもしれません。
きちんと眼科医の指示に従い、早期治癒に努めましょう。

子どものコンタクトレンズデビューが決まったら

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近年、コンタクトレンズを使い始める年齢がどんどん低下し、10代でのコンタクトデビューが主流になりつつあります。
10代は視力の変化が表れやすい時期であり、部活動など運動の機会が増える年頃です。見た目や機能性の面はもちろん、すでにコンタクトを使用している保護者や周りの友人の影響などにより、「私も」「僕も」と考える子どもが増えています。
さて、小中高生の子どもがコンタクトレンズを使い始めると決まったら、保護者はどのような点に気をつけるべきなのでしょうか?
今回は、お子さまのコンタクトデビュー時の注意点やオススメのレンズをご紹介します!

1.コンタクトデビューに年齢制限はありません

小学生でも大丈夫!ですが…

コンタクトレンズを使い始める年代は、中学生や高校生だけでなく、最近は小学生での装用希望者も増えています。
コンタクトレンズは高度医療機器ではありますが、メガネと同様に、デビューに年齢制限はありません。
大切なのは、自身の瞳に直接装着するコンタクトレンズを、普段からきちんと管理できるかどうかです。
使用方法やケアの仕方を守り、正しく取り扱うことができるのであれば、何歳からコンタクトユーザーの仲間入りをしてもかまいません。

2.コンタクトレンズを「正しく取り扱う」とは?

目の異常や眼病の恐れがあることを忘れないで

ずれたり、くもったり、着け外したりするメガネに比べて、わずらわしさの少ないコンタクトレンズは、部活動や習いごとをする子どもにとって、とても便利なアイテムです。
しかし、ちゃんと自分の視力に合ったレンズを使わなかったり、レンズの使用期限を守らなかったり、しなければならないケアを怠ると、目に異常が現われ、なんらかの眼病にかかる恐れも出てきてしまいます。

大切なのは眼科医、保護者、説明書に従うこと

コンタクトレンズを使い始めるにあたって、もっとも大切なことは、眼科医や保護者の指示、説明書記載の注意事項を、正しく守れることです。
大人の言うことを素直に聞き入れ、自分自身でレンズをきちんと管理できるかどうか。コンタクトデビューを考えているお子さまを持つ保護者は、その点に十分気を配りましょう。

3.子どもには1dayタイプの使い捨てソフトレンズがおすすめ

2weekや1ヶ月タイプのレンズは保管・管理が大変

子どもでも、大人でも、コンタクトレンズの使い始めは、取り扱いが不慣れなものです。
毎日の着け外しはもちろん、2weekや1ヶ月タイプのレンズであれば、保存液や洗浄液を使ってのケアが必要になるなど、面倒と思えることがいくつかあります。
ですが、面倒だからといって適当に取り扱っていると、いくら便利なコンタクトレンズでも、瞳を傷つけたり、汚してしまう要因になってしまいます。

いつも綺麗なレンズを使うなら1dayタイプが一番

日々のお手入れの必要がなく、いつも綺麗なレンズを使いたいのなら、1dayタイプの使い捨てソフトコンタクトレンズがおすすめです。
コンタクトレンズは、装用しているだけでも汚れてしまいますし、運動などをしていると、ちりやゴミが目に入ってしまうこともあります。
それでも、使い捨てのソフトレンズであれば、交換したい時に着けかえることができ、できるだけ清潔な状態を保つことができます。
また、勉強中や自宅ではメガネを使い、運動をするときだけコンタクトを装用するといった使い分けにも適しています。
取り扱いやすい1dayタイプのソフトレンズは、お子さまのコンタクトデビューにうってつけと言えるでしょう。

【まとめ】安心してコンタクトデビューをするために

お子さまのコンタクトデビューにおすすめと紹介した1dayタイプのソフトレンズは、2weekタイプのレンズと比べて費用はかかりますが、メガネとの併用、取り扱いやすさ、運動時のずれにくさの観点からも安心・安全です。
ただし、コンタクトデビューに当たっては、きちんと眼科医に相談してお子さまそれぞれの目に合った度数や仕様を処方してもらうこと、使い始めの頃は特に、保護者も一緒にレンズの保管・管理をおこなうことを心がけてください。
お子さまだけで判断したり、勝手な使い方をしないように、保護者がしっかりと目を光らせ、気にかけてあげることが大切です。

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