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2019年1月 目とコンタクトの
大事な知識

瞳にやさしいコンタクトレンズの見分け方

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初めてコンタクトレンズを選ぶ人だけでなく、着け慣れたコンタクトレンズを長年使用している人も、「なんとなく」でレンズを選んでいませんか?
視力を正しく矯正し、快適な生活を送るための必需品であるコンタクトレンズは、メーカーも種類も様々。より自分に合った、装用感の良いレンズを選ぶために、レンズの機能・性能を見極めるポイントをご紹介します。
コンタクトレンズの特徴を表す用語とその意味を理解し、着けごこちと安心の両方を得る参考にしてください。

1.コンタクトレンズの比較に役立つ用語

眼科医やコンタクトレンズ販売店で目にする比較表や、コンタクトのパッケージ(容器ラベル)に記載された用語やアルファベットの意味を正しく理解することが最初のステップです。

含水率

水分を含むソフトコンタクトレンズの製品比較時に要チェック。レンズに含まれる水分の割合を%で示しています。

酸素透過係数(Dk値)

ソフト・ハードを問わず、コンタクトレンズの素材がどれだけの酸素を通すかを表す数値。

酸素透過率

酸素透過係数をレンズの厚みで割った数値。値が高いほど酸素を通しやすく、低いと酸素を通しにくくなります。

中心圧(L)

レンズ中心部の厚み。数値が低いほどレンズは薄く、酸素透過率は上がります。

BC

ベースカーブの略。レンズの曲がり具合を示し、値が高くなるほどカーブは緩くなります。

P(POWER)

レンズ度数の値。近視はマイナス(ー)、遠視はプラス(+)で表示しています。

DIA

レンズのサイズ。直径の長さをミリメートル単位で表記しています。

2.目はいつも呼吸している!?十分な酸素が必要な理由

黒目を覆う「角膜」には血管がなく、空気中の酸素を直接取り込むことで代謝エネルギーを蓄えます。瞳に直接装用するコンタクトレンズを着けると、黒目部分にフタをしてしまうため、角膜は徐々に酸素不足になってしまうのです。
酸素不足が長引くと、角膜の抵抗力の低下によって様々な眼病につながることも。十分な酸素を瞳に与えるために、できるだけ酸素透過率の高いコンタクトレンズを選ぶことが大切です。

3.ソフトコンタクトは酸素透過率と「含水率」にも着目

レンズの素材に水分を含むソフトレンズは、酸素透過率にも深く関連する「含水率」にも着目しましょう。含水率の高いソフトレンズほど、酸素透過率の高さ、耐久性の良さ、装用時の潤いが得られます。
これだけのメリットがあれば水分量の多いレンズを選びたくなりますが、「乾きを実感しやすい」というデメリットがあることを覚えておいてください。水分を多く含む分、装用してすぐの着けごこちは良くなります。ただし、時間の経過とともに水分が蒸発すると、最初の水分量とのギャップによって、より乾きを感じてしまうのです。

4.新素材「シリコーンハイドロゲル」のいいところ

コンタクト初心者にも装用しやすく、使用シーンの融通も効きやすいソフトレンズに比べて、素材そのものが酸素を通すハードレンズのほうが酸素を通しやすいことが知られています。
そんな中、近年登場した新素材「シリコーンハイドロゲル」を使用したレンズの酸素透過性の高さに注目が集まっています。ソフトレンズと同じ柔らかみのある、水分を含む素材ながら、ハードレンズにひけを取らない酸素透過率が実現したのです。少ない水分量でも多くの酸素を供給できることは、コンタクトユーザーにとって最も嬉しい性能です。

【まとめ】瞳のために酸素透過率の高いコンタクトレンズを

これからコンタクトレンズを使い始めようと考えている人はもちろん、製品の種類の多さから比較することをためらってきたユーザー、ずっと同じ商品にこだわってきたユーザーも、レンズ選びの際には「酸素透過率」に一度注目してみてはいかがでしょう?
瞳の健康のためには、できるだけ多くの酸素を角膜に送り届けてあげることが大切です。「なんとなく」選ぶから、「ちゃんと」選ぶへ。
自分の生活リズムや環境に適した、負担が少なく快適な、より良いコンタクトレンズとの出会いを求めて、お近くの眼科医に相談することをおすすめします。

安全・快適のために、コンタクトレンズの保管方法と使用期限を守ろう

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コンタクトレンズを愛用している皆さんは、未開封のレンズを自宅のどこで保管していますか?各種製品の説明書にある「直射日光を避け、室温で保管してください」の注意書きを守っていますか?
コンタクトレンズを安心・快適に装用し、感染症などの病気やトラブルから目を守るためには、新しいレンズが安定した状態で保存される適切な保管場所を確保しましょう。また、パッケージに記載の使用期限を守ることも大切。瞳に直接触れるものだからこそ、日頃からの心がけが何より重要です!

1.保管場所は直射日光による劣化、凍結による損傷に細心の注意を

まだ開封していない真新しいコンタクトレンズの保管場所は、直射日光が当たる可能性の高い窓際などは避けましょう。いくら箱の中に入っていると言っても、日光に長時間さらされることによるレンズへの悪影響は免れません。パッケージの変色や変形はもちろん、高温状態が続くと中身の容器や水溶液にも異常が現れることがあります。
また、寒い地域では冬の凍結にも要注意。水分を含んだレンズのソフトコンタクトの場合、氷点下を下回る場所に置いておくと、水溶液ともども凍ってしまう恐れがあります。一度凍ってしまったレンズは損傷してしまったり、性能が極端に低下することもあります。

2.冷蔵庫やタンスの中に入れてる人も?保管場所のイロハ

「涼しくて暗い場所で保管するのが一番いい!」と考えているコンタクトユーザーの中には、“ここなら絶対に安心”と、冷蔵庫やタンスの棚の中にしまっていることもあるのだとか。確かに、直射日光も避けることができますし、高温になることもありませんが、わざわざそこまで厳重に保管する必要はありません。室温(常温)での保管で十分品質は保たれます。
むしろ冷蔵庫やタンスの中で保管する際に注意したいのが、防虫剤や防臭剤などです。特に浸透力の高い防虫剤の成分は、保管期間が長ければ長いほど、徐々に容器を通過してレンズにまで影響を及ぼすと言われています。

3.使用期限の目印は外箱とレンズ容器に記載の「EXP」

未開封のコンタクトレンズであっても、製品に記載された使用期限は必ず守りましょう。
コンタクトの使用期限とは、レンズと一緒にパッケージングされた水溶液の良好な状態、滅菌効果などが確実に保たれる期間のこと。期限切れのレンズを装用するリスクは眼病のリスクも高まります。
コンタクトの使用期限は、外箱とレンズ容器に記された「EXP」が目印。確かな品質が保証された期限内に使用できる量の購入とともに、期限切れレンズを使用することがないよう心がけましょう。

【まとめ】未開封だから安心!は大間違い

開封するまで水溶液に浸されているソフトコンタクトレンズにも、食べ物の賞味期限と同じように、使用できる限度があります。
製品によって違いはありますが、レンズの使用期限は製造から3〜4年が目安。一度にまとめ買いをしたり、メガネと併用しているユーザーの場合は特に、使用期限に注意が必要です。
「未開封のままだから大丈夫」「今日だけ、少しだけなら大丈夫」は、どちらも大間違い。
保管方法と使用期限はしっかり守って、快適なコンタクトライフを送りましょう!

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