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2018年6月 目とコンタクトの
大事な知識

手術不要!専用レンズで行う近視矯正治療“オルソケラトロジー”

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みなさんは“オルソケラトロジー”という言葉をご存知ですか?オルソケラトロジーとは就寝時に専用レンズを装用し、近視や近視性乱視の方の視力を手術せずに矯正する治療方法のこと。ケアの方法や感染症のリスクは一般的なハードコンタクトレンズと同様と言われているので、安全面からも幅広い年代の方に普及している近視矯正治療のひとつです。今回は、オルソケラトロジーについて学んでいきましょう。

1.オルソケラトロジーの歴史

オルソケラトロジーはアメリカでは30年以上前からはじまり、その後ヨーロッパ・アジアを中心に広まり現在は世界各国で治療がおこなわれています。日本では2009年に厚生労働省の承認を受け、徐々に普及がはじまりました。現在では、全国の指定眼科にてオルソケラトロジーを受けることが可能です。

2.矯正って?オルソケラトロジーの仕組みとは

2-1 オルソケラトロジーの仕組み

オルソケラトロジーに使用されるのは、中央が扁平になっている特殊な形状のハードコンタクトレンズです。このレンズを就寝時に装用すると、角膜に圧力が加わり一時期的に角膜の形状が矯正されます。翌朝、レンズを外しても角膜の形状はしばらく持続するため、一時的に近視や近視性乱視の視力が回復し日中は裸眼で快適に過ごせるという仕組みになっています。

2-2 オルソケラトロジーの矯正手順

step1:就寝前に専用レンズを装用します。

網膜より前でピントが合ってしまうため像がぼける屈折異常の状態が近視です。

step2:装用したまま就寝します。

就寝している間に、専用レンズがピントが合う正常な位置に角膜を矯正します。

step3:翌朝レンズを外します。

レンズを外しても、一定期間は角膜の形状は保たれるので裸眼で過ごせます。

3.持続効果はどのくらい?

オルソケラトロジーは治療開始直後は矯正の持続効果は弱いですが、毎日装用を続けることで安定した裸眼視力が得られるようになると言われています。しかし、あくまでも視力矯正が一定期間持続することで裸眼で過ごせるという方法。時間が経てば徐々に見えづらくなっていくため、視力が回復する治療法ではありません。個人差はありますが、治療を中止すれば角膜を元の状態に戻すことが可能です。この点が、角膜を削って視力を矯正するレーシック手術との大きな違いです。

4.専用レンズのケア方法って難しそう・・・

オルソケラトロジー専用レンズのケア方法は、通常のハードコンタクトレンズとほぼ同じです。ただ、オルソケラトロジー専用のレンズは夜間装用をするため酸素透過性が高い素材を使用しています。酸素透過性の高い素材は汚れが付きやすいのため、念入りなケアが必要になってきます。レンズのこすり洗いを徹底し、レンズケースの洗浄も怠らないように注意しましょう。ちなみに専用レンズの寿命は、だいたい3~5年ほどです。

5.治療を受けられるのは大人だけ?

オルソケラトロジーは、以前は20歳以上が対象となっていましたが、長年に渡りオルソケラトロジーのガイドラインの見直しがおこなわれ、2017年12月に子供にも治療が出来るようになりました。むしろ子供の角膜は柔軟なため、オルソケラトロジーの治療効果は高いとされています。

6.オルソケラトロジーの費用

最後に気になるのはやはり費用ですよね。オルソケラトロジーの治療費は医療費控除の対象となり、各眼科によって違いますが一般的に10~20万円程度(両眼・診察料込)。多くの眼科では、まず最初に治療が可能か判断する適応検査(5,000円程度)を受けます。適応可能な場合は1日~1週間お試しして、効果があれば購入が出来るようになっているので安心して治療を始められます。

【まとめ】

オルソケラトロジーは、高度管理医療機器(専用レンズ)を使用した専門的治療です。治療法は装用して眠るだけと簡単ですが、眼科専門医の指示による
装用スケジュールを守って治療を進めることがとても大切になります。また目の状態や角膜の形状によっては治療を受けられない場合があるので、検討される方は適正な検査のもとメリット・デメリットをしっかりと理解して治療を受けるようにしましょう。

梅雨の紫外線は怖い!6月の紫外線が与える影響と予防法

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晴天が続いた5月と打って変わり、ジメジメした空気やどんよりしたお天気が増え始める6月。地域によっては、すでに梅雨入りしているところもあるのではないでしょうか。そんな梅雨の時期は雨が降ったり曇っていたり、太陽の光が弱いので紫外線の量は少ないと思っていませんか?実はそれは大間違い!今回は、読んだ今から気をつけたい梅雨の紫外線についてご紹介します。

1.梅雨は紫外線が少ない・・・は嘘!

近年はオゾン層の破壊により地球に届く紫外線の量や種類が増え、健康を守るためにも様々な対策が必要となっています。そもそも紫外線とは地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの強い光のこと。
特に紫外線の量が増え始めるのが3~4月頃。そして5~8月には紫外線量はピークを迎えますが、6月は曇りや雨が多い梅雨の時期だから安心と思っていたら危険です。実は6月の紫外線の強さは、5月とほとんど変わらないのです。また、気象庁の観測データによると7~8月に次ぎ、6月が1年で紫外線の量が強く降り注ぐ月だそうです。

2.曇りでも紫外線が届く理由

では、なぜ直接太陽光を感じなくても紫外線は私たちのもとに届くのでしょう。それは紫外線が水分を透過するため、雲があったとしても通り抜けてしまい地表に届いてしまうからです。地表に届く紫外線量は晴天を100%とした場合、薄曇りの日で90%、曇りの日で30~80%、雨の日だと30%の紫外線が届くと言われています。もちろん晴天時に比べれば量は少ないですが、「梅雨だから大丈夫だろう」と油断してしまいUVケアを怠ってしまうことに梅雨の紫外線の怖さが潜んでいます。

3.6月は紫外線への抵抗力がダウン

また怖いことに冬の間は夏に比べて紫外線量が少なくなるため、私たちの体は紫外線に対する抵抗力が落ちているそう。そのため春から夏前にかけての時期は、抵抗力が弱く紫外線によるダメージが大きいので特に注意が必要です!特にシワやたるみの原因になるUV-A(紫外線A)は、5月から6月に最も降りそそぐので6月の紫外線対策がいかに大切か分かりますよね。

4.目の紫外線ケアで差が出る!

また、目の紫外線対策をしっかりとしていないと肌のUVケアを十分にしていても意味がありません。紫外線が目から吸収されると目の細胞はダメージを受けます。すると、そのダメージが刺激となって脳下垂体に伝わり、脳はシミやそばかすの原因となるメラニン生成を始めます。
その結果、目からの紫外線の影響で紫外線を浴びていない部分の肌まで日焼けしてしまうのです。そして強い紫外線は「白内障」を引き起こす原因にもなります。

5.最強紫外線対策3つのポイント

では、私たちはどのような紫外線対策をおこなえばいいのでしょうか?強力な紫外線に対抗する策をいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

5-1 日焼け止めでケア

まずは日焼け止めによる対策ですが、塗る量とこまめな塗り直しがポイントです。一般的に、私たちの日焼け止めの使用量は規定量より少ないと言われています。日焼け止めは、規定量を塗ってこそ効果が発揮されるもの。事前に自分の使っている日焼け止めの十分な使用量を把握するようにしましょう。
また、朝たっぷりと塗ったからといって1日中そのままで塗り直さないのも危険。2〜3時間おきにこまめに塗りなおすことが大切です。ちなみに日焼け止めに表示されているSPFは、日焼けまでの時間を何倍遅らせられるかというものであって日焼けを防ぐ時間とは関係ないので注意してください。

5-2 食べ物でもケア

紫外線対策は体の中からおこなうことも出来ます。紫外線に効果的な成分は、ビタミン、β-カロチン、アミノ酸、亜鉛など。中でも、ビタミンCはコラーゲンの生成を高めたり活性酸素の発生を抑える効果が期待できます。ブロッコリー、小松菜などの緑黄色野菜や、イチゴ・レモン・キウイといったフルーツが代表的なものです。
さらに食べる時間帯にも注意!柑橘類に含まれる「ソラレン」という物質は光に当たると紫外線に反応し、肌にダメージを与えてしまう性質を持っているので朝食べるのは逆効果となってしまいます。ナッツ類に多く含まれるビタミンEは、抗酸化力が高いのでオススメ。肉や魚、卵に多く含まれるアミノ酸は肌の血流を促進し新陳代謝を高めるため、シミやソバカスの予防に効果があると期待されています。

5-3 コンタクトでもケア

先ほど、目からの日焼けの怖さはお伝えしましたが目への対策も重要。サングラスやUVカット機能つきのメガネ、そしてコンタクトユーザーにオススメしたいのがUVカット機能つきのコンタクトレンズです。
多くのコンタクトユーザーは、自分が使っているコンタクトレンズにUVカット機能がついているかあまり気にしたことがないのでは?しかし、最近はどこのメーカーのコンタクトレンズでもUVカット機能つきのものが発売されています。毎日使うコンタクトレンズにUVカット機能がついていれば、これほど楽なことはないですよね。紫外線量が特に強いこの時期だけでもUVカット機能つきのレンズに変えるのも1つの賢い対策です。

【まとめ】

1年中私たちに降り注ぐ紫外線。紫外線が弱いとされているのは、11~1月のたった3ヶ月というから驚きです。そして肌の老化の8割は紫外線が原因と言われているほど、私たちの体へのダメージは大きいのです。室内にいても、容赦なく侵入してくる紫外線。今年は夏を迎えてから紫外線対策を始めるのではなく、梅雨の時期から早めの紫外線対策を始めてみませんか?今実践することが老化を防ぎ未来の健康へと繋がっていくはずです。

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