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2018年5月 目とコンタクトの
大事な知識

あなたも知らぬ間に発症している!?「VDT症候群」の正体とは?

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「VDT症候群」という言葉をご存知でしょうか?たぶん「知らない」と答える人の方が圧倒的に多いこの病名。しかし、パソコン作業をする人の約7割は「VDT症候群」を発症していると言います。放っておけば慢性化してしまうこの病気。しっかりと対策を行い、私たちの目と身体の健康を守るためにも「VDT症候群」について学んでいきましょう。

1.VDT症候群は、もはや現代病?

VDTとは、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル(Visual Display Terminal)の略でパソコンやテレビ、スマートフォンなどのディスプレイのことを指します。パソコンやスマートフォンを長時間連続で使ったり、誤った使用を続けることで目や身体や心に影響を及ぼす病気のことを「VDT症候群」、別名「テクノストレス眼症(がんしょう)」と呼びます。

2.VDT症候群の代表的な症状をチェック

VDT症候群は性別や年齢によっても症状が大きく違い、感じ方に個人差がある病気です。そのため一概にこの症状を感じたらVDT症候群とは言い切れませんが、代表的な症状としては次のものが挙げられます。ご自身の不調に当てはまらないか一度チェックしてみてください。

目の症状

  • ・目の疲れ
  • ・ドライアイ
  • ・充血
  • ・痛み
  • ・かすみ目
  • ・ゴロゴロする
  • ・違和感がある
  • ・光をまぶしく感じる

身体や心の症状

  • ・肩が首がこる
  • ・腕の痛み
  • ・頭痛
  • ・めまいや吐き気
  • ・だるさを感じる
  • ・意味もなくイライラする
  • ・不安感がある
  • ・不眠症

3.デスクワークの人ほど要注意

では、一体何が原因でVDT症候群を発症してしまうのでしょうか?VDT症候群の主な原因は、ディスプレイから発せられるブルーライトやVDT機器の連続使用による目の疲れに加え、長時間同じ体勢での作業や作業時の不適切な姿勢が原因と言われています。1日のVDT連続作業時間が長い人ほど、VDT症候群の訴えが多いと言われているのもこのためです。

4.今日から実践!VDT症候群を改善する5つの対策

現代人の生活は、仕事においてもプライベートにおいてもVDT機器とは切っても切り離せないものとなっています。私たちがVDT症候群にならないためには、どのようなことに気をつけて日々の生活を送ればいいのでしょうか?ポイントをまとめてみました。

Point1 適度な休憩とストレッチ

VDT作業を行う際は、忙しくても1時間ごとに10~15分は休憩をとるようにしましょう。その時、簡単なストレッチを行い血流を流れを良くして肩や首のコリや痛みを防ぎます。

Point2 メガネやコンタクトレンズの調整

メガネやコンタクトレンズは、必ず度数の合ったものを使用してください。度数の合っていないものを使用していると、それだけで眼精疲労の原因になりますので、何か不調を感じたら面倒に思わず眼科を受診するようにしましょう。ブルーライトカット用のメガネの使用も効果的です。

Point3 VDT作業環境の見直し

パソコンやスマートフォンなどの作業環境は、VDT症候群に大きく影響してきます。下記の点に注意して、ご自身のVDT作業環境を今一度チェックしてみてください。

  • ・ディスプレイと目の距離は40cm以上離す
  • ・ディスプレイは視線がやや下向きになる角度に設置
  • ・ディスプレイの明るさは適切か確認する
  • ・椅子に深く腰掛け、背もたれに背を十分に当て作業を行う
  • ・足の裏側全体が床に接するように椅子の調整を行う
  • ・キーボードは肘の角度は90度以上で無理なく打てる位置に設置

Point4 室内の明るさにも注意

室内はできるだけ明暗のコントラストがないようにします。近くに、極端に明るい場所や暗い場所があるとそれだけで目は疲れてしまいます。ブラインドやカーテンを利用し、室内の明るさが均一になるようにしましょう。

Point5 健康的な生活習慣

生活習慣なんて関係あるの?と思われるかもしれませんが、しっかりと睡眠を取り目を休ませてあげることはとても大切なこと。寝る前のパソコンやスマートフォンの使用は避け、質の高い睡眠環境を整えるようにしてください。また、栄養が偏らないようにバランスの良い食生活を心がけるようにします。

職場におけるVDT作業の普及・増大を受けて、厚生労働省では「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」も策定されていますので合わせて確認してみてください。

【まとめ】

デスクワークが多い人やスマートフォンを日常的に使っている人で、特にこれといった原因もないのに、最近目や身体の不調を感じる人は「VDT症候群」かもしれません。症状が進むと作業時間以外の日常生活にも支障をきたす可能性も考えられますので軽く考えず注意してください。仕事柄仕方ないと諦めてしまわず、まずはご自身ができる対策から行うことが大切です。VDT作業の環境が改善されると、結果として作業効率が上がったと言うのはよくある話です。私たちの生活を便利に豊かにしてくれるVDT機器ですが、上手に長く付き合っていくには工夫と対策が必要です。

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