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2018年2月 目とコンタクトの
大事な知識

感染率はほぼ100%!?学校感染症にも指定されている「はやり目」って?

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「はやり目」は、子供が夏の時期にプールなどで感染することが多いため夏の病気と思われがちですが、年間通して発症率の高い眼の病気のひとつです。また、非常に感染力の強い病気のため子供に限らず大人でも感染するリスクの高い病気なので注意が必要です。

1.ところで「はやり目」ってなに?

はやり目は、感染力が大変強く流行性であることから「はやり目」と呼ばれていますが、正式名は「流行性角結膜炎」と言いアデノウイルスというウイルスが原因で起こる急性結膜炎の一種です。特徴は何と言っても感染力の強さ!はやり目に感染した人が触ったものを触り自身の目をこする。感染者と同じタオルを共有するといった行為では、ほぼ100%の確率で感染するといっても過言ではありません。(空気感染はしません。)

2.「はやり目」は接触感染がほとんど

はやり目は、手や指を介しての接触感染が主な感染ルートとなっています。プールでの感染が多いのもそのためです。ウイルスの潜伏期間は、だいたい8~14日(多くは5~12日)。その後発症しますが、最初から両目とも発症するわけではなく、片目感染後2~3日以内にもう一方の眼にも感染することが多いと言われています。

3.これってもしかして「はやり目」かも…?

はやり目の症状としては、次のものが挙げられます。

  • ・白目(結膜)の充血
  • ・まぶたが腫れる
  • ・さらさらとした目やにがだくさんでる
  • ・涙がでる
  • ・しょぼしょぼ感したり異物感がある
  • ・光がまぶしい

症状がひどい場合は、角膜が傷つき傷跡が残る角膜混濁になったり、まぶたの裏側に炎症の白い膜(偽膜)ができることもあります。もしかしたらはやり目…?と思ったら、すぐに眼科を受診するようにしましょう!

4.はやり目の正しい治療法は?

残念ながらはやり目の原因であるアデノウイルスに対して効く薬は現在なく、基本的には自然に症状が治まるのを待つしかありません。発症後、7日~14日程度で完治する場合が多いですが、ひどい場合は長引くこともありますので感染したウイルスへの抵抗力を高めるために十分に休息をとるようにしましょう。また、細菌の混合感染を防ぐため抗菌点眼や炎症を押さえる炎症止めの点眼を行う場合もあります。

5.治るまでの期間に気をつけること

はやり目に特効薬はありませんが、完治するまでに日常で気をつけた方が良い点はいくつかあります。感染させないために、また感染しないためにも以下の点に注意するようにしましょう。

  • ・手で目をこすらない
  • ・患者も家族も手を流水や石鹸でよく洗う
  • ・患者とそれ以外の人で、手や顔を拭くタオルを分ける
  • ・目を手やタオルで拭かず、ティッシュペーパーや清浄綿などの使い捨てのものを使用する
  • ・感染したら休養をとって免疫力を落とさないようにする
  • ・人混みへ出かけない
  • ・学校、幼稚園、保育園は医師の許可がでるまで休む
  • ・医師の許可があるまでプールに入らない
  • ・お風呂は患者が最後に入るようにする

6.「はやり目」は、学校感染症に指定されている

軽く思われがちのはやり目ですが、非常に感染力が強いため学校保健安全法上の第三種感染症に指定されていて、医師の許可が出るまで学校へ登校は禁止されています。大人の場合も、感染を広げないために出社は控えるようにするのが望ましいでしょう。

【まとめ】

もしご自身が「はやり目」に感染した場合、しっかりと休息をとって治すことはもちろんのこと、他者へうつさないように配慮することも大切です。特に二次感染率の高い、家族への対処は気をつけるようにしましょう。

“もしもに備える”災害時のコンタクトの取り扱い方!

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突如として私たちの身に降りかかる災害。いつどこで、どんな状況で被災するか誰にも予測できません。水道や電気といったライフラインがストップすることや、食糧がなくなることはもちろん不安ですが、私たちコンタクトユーザーにとって不安なことは“災害時のコンタクトの取り扱い”ではないでしょうか。今回は、災害時のコンタクトの取り扱い方についてまとめてみました。

1.そもそもコンタクトは災害時には向かない

まずはじめに、コンタクトレンズの使用は災害時には向きません。なぜならコンタクトレンズを取り扱う際は衛生面が何より大切だからです。ライフラインが断たれ、綺麗な水で手が十分に洗えない状態でのコンタクトレンズの使用は避けましょう。日本コンタクトレンズ学会でも、被災地では出来るだけ眼鏡に切り替えることが推奨されています。

2.違和感がある場合、コンタクトはすぐ外す

震災時は空気中に埃やごみが巻き上がっていることが多く、目にごみが入ったりといった異物感を感じることも多いでしょう。そんな時はすぐにコンタクトを外すようにします。目に何らかのゴミや異物が入ったまま使用し続けることは、角膜を傷つけるなど眼病になるリスクが高くなります。また、替えのコンタクトがないからといって、つけっぱなしの状態で過ごすことも目にとってよくありません。

3.メガネは災害時の必須アイテム!

しかし、問題となるのはコンタクトがない状態では見えないということ…視力低下が深刻な方は、短い距離の歩行も困難です。ましてや災害時は床に物が落ちていたり、瓦礫の中を歩くこともあるかもしれません。そうなると、「メガネを用意しておくこと」が非常に重要となってきます。寝るときは枕元に置いてすぐ取れるようにしたり、普段用のメガネとは別に防災バックの中に予備のメガネをいれておくこともオススメです。また、外出先での被災時に備えオフィスにメガネを用意しておくのもいいでしょう。

4.コンタクトはいつから使っていいの?

災害時のコンタクトの装用再開時期についてですが、日本コンタクトレンズ学会では「①水道水が使用可能となり、②安定した医薬品の供給がされ、③眼科医への受診が可能な状況が整うまでは原則として中止するよう」呼びかけられています。衛生面の安全が確保されるまでは、コンタクトの使用は控えるようにしょう。

5.災害時は、1dayタイプが便利

普段、使い捨て以外のコンタクトレンズや、2週間・1ヶ月使い捨てのコンタクトレンズを使用している方も災害時に備え、1dayタイプのコンタクトを用意しておくと便利です。1dayタイプは、洗浄や保管の心配がないので、洗浄液や保存液といったコンタクト用品が手に入らなくても使用できるからです。

6.予備のコンタクトの準備も忘れずに!

ライフラインが復旧し、コンタクトが使用できるようになっても眼科やコンタクトレンズの販売店が営業を再開するまでは時間がかかるかもしれません。普段使っているコンタクトの予備は用意しておくようにしましょう。1dayタイプのコンタクトレンズなら1週間分程度。それ以外のコンタクトレンズなら、一組は防災用として用意しておくと安心です。しかし、コンタクトレンズには使用期限があるため、準備したら防災バックの中に入れっぱなしにせず時々チェックすることも忘れないようにしてください。

【まとめ】

もしもの事態に備え、日頃から災害グッズを備えている方も多いと思います。水や食糧、懐中電灯、医療品などマストアイテムはたくさんありますが、視力の悪い方にとってコンタクトレンズやメガネはなくてはならないアイテム。「見えない」という状況は、災害時においては命にも関わることもあります。過去には、災害時にコンタクトレンズやメガネの無償提供が行われたケースもありますが必ず手に入るとは限りません。ご自身の身を守るためにも災害時について一度シュミレーションし、必要なもの・備えておくものをリストアップしてみてはいかがでしょうか。

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