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2017年12月 目とコンタクトの
大事な知識

糸やゴミ屑のような物が目の前をゆらゆら浮遊する!不思議な「飛蚊症」の正体とは?

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ある日突然、または気がついたら明るい場所や白い壁、テレビやパソコンを見ているとき、目の前に糸くずや虫のような黒い浮遊物が見えたことありませんか。このような症状を「飛蚊症(ひぶんしょう)」といいます。

1.飛蚊症の正体とは?

飛蚊症の症状である浮遊物の正体は、「眼球の硝子体の濁り」です。私たちの眼球の中は、硝子体と呼ばれるゼリー状の透明な物質が大部分を占めていて、角膜と水晶体を通過して入ってきた光が、硝子体を通り網膜まで到達することによって普段物が見えています。ところが、本来透明なはずの硝子体に何かの原因で濁りが生じると、その濁りが影となり網膜にうつり、目の前に見えるようになります。これが飛蚊症(浮遊物)の正体です。

ちなみに、浮遊物の種類には様々な形のものがあります。
・ゴマ状
・水玉
・虫状
・カエルのたまご状
・糸くず状
・輪っか状
など上記のようなものは、すべて飛蚊症の一種と見なされます。

2.飛蚊症はどうして起こるの?

では、飛蚊症はどのようなことが原因となり起こるのでしょう?その原因として考えられるものを、ひとつずつチェックしていきます。

2-1 生まれつきの場合

まずはじめに、飛蚊症はあらゆる年代で起こります。その中でも若い人に多いのが生まれつきの場合。母体内で胎児の眼球が作られる過程では、硝子体の中に血管が通っています。この血管は、出産までには(眼球が出来上がるまで)なくなってしまいます。しかし、その血管の一部が生後も硝子体の中に濁りとして残り、飛蚊症の症状の原因となることがあります。

2-2 老化が原因の場合

年齢を重ねると硝子体はゼリー状から液状へと変化していきます。すると、硝子体は徐々に収縮をはじめ、硝子体の後ろが網膜から剥がれることがあります。これを、硝子体剥離(しょうしたいはくり)と呼びます。このような変化が、飛蚊症の症状をもたらす原因になります。また、若い人でも近視がひどい場合は、硝子体剥離が早期に起こりやすいので注意が必要です。

2-3 目の病気が原因の場合

硝子体剥離や、何かの原因で網膜に穴が開いてしまう網膜裂孔(もうまくれっこう)。網膜が剥がれる網膜剥離(もうまくはくり)などの症状が眼球の中で起こると、初期症状として浮遊物の数が急激に増えることがあります。また、硝子体出血と言って糖尿病や高血圧、外傷などが原因で硝子体の中で出血した場合も突然目の前に飛蚊症の症状が現れます。

3.飛蚊症の症状の変化に注意することが大切

飛蚊症は自覚症状があっても問題がなく、特に治療の必要がない場合がほとんどだと言われています。しかし、目の病気が原因の場合、眼科での早急な治療が必要となります。特に、普段から飛蚊症の症状がある方は、見える浮遊物の数や形に変化がないか気をつけておくようにしましょう。急激に浮遊物の数が増えた場合は、何らかの病気が眼球の中で起こっていることが考えられます。

【まとめ】

病的な症状が原因の場合は、早期発見が大切です。飛蚊症の症状に気がついたら、その原因が生理的なものなのか、目の病気からくるものなのかご自身で判断せず、眼科で検査を受けるようにしましょう。現在は、手術やレーザー治療といった適切な治療法がありますので、まずは眼科医に相談してみてください。

なんてこと!!知ってましたか?ブルーライトでお肌にシミが出来るって!

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今このコラムを読んでくださっているあなた、どんなデバイスでお読みいただいていますか?
パソコン?スマートフォン?タブレット?そう私たちの日常って、たくさんの電子機器であふれていますよね。なかでもパソコンや現代人の必須アイテム、スマートフォンはたくさんのブルーライトを発しています。でも実際ブルーライトって体にどんな影響があるのでしょう?今回のテーマは「ブルーライト」です。

1.青い光、ブルーライトの正体とは

ブルーライトとは、可視光線(人の目で見ることのできる光)の中でもっとも波長が短い青色の光のことです。ブルーライトの波長は380~500nm(ナノメートル)で紫外線の波長(100~400nm)と近いためブルーライトは別名、第3の紫外線とも呼ばれています。
そしてブルーライトの怖いところは、目の水晶体や角膜では吸収されず直接、網膜にまで届きダメージを与えてしまうところです。
現代は省エネ化の影響でLEDが普及したことにより、パソコンやスマートフォン・タブレット端末など私たちの周りはLEDを使った製品であふれています。そもそもLEDは青色発光ダイオードが実用化されたもので、ブルーライトがたくさん含まれています。LEDの普及により生活が豊かになった反面、私たちが浴びるブルーライトの量は昔より確実に増えていると言われています。

2.ブルーライトが私たちに与える影響

2-1 目へのダメージだけじゃなかった!ブルーライトの及ぼす影響

今やたくさんのブルーライトに囲まれている私たち。会社や学校ではパソコン、移動中はスマートフォンなど常にブルーライトを浴びていると目は休んで疲労回復する時間がありません。その結果、目を酷使する状況が続き、視力低下が起こったり肩こりにつながったりします。また、第3の紫外線でもあるブルーライトは浴びすぎてしまうとメラニン等の色素生成が過剰に行われてしまいシミの原因になってしまうこともあると言われています。

2-2 よく耳にするけど、寝る前にブルーライトを浴びてはいけない理由とは・・・

寝る前にブルーライトを発光するものは見ないほうがいいって聞いたことないですか?人は本来、青色が含まれる太陽の光で目覚め、オレンジ色の夕暮れでリラックスしたまま夜を迎え眠る、というリズムを持っています。このリズムのことを「サーカディアンリズム」と言います。なので人は青い光を感じると体が朝だと錯覚し活発化してしまうのです。そして本来のリズムが乱れ睡眠の妨げになったり体調不良を引き起こす原因になってしまいます。就寝の2時間前からはなるべくスマートフォンなどの使用を避けるようにしましょう。

3.化粧品業界にまで!進化する対策グッズでブルーライトを防ごう!

ブルーライトという言葉が浸透しつつある今、対策グッズはたくさん発売されています。
ブルーライトカットメガネやカットフィルムなどは有名ですが、近年では大手ブランドからブルーライトに着目した日焼け止めが発売されました。ブルーライトカット専用フィルターが配合されていてブルーライトがお肌に与える影響を防いでくれるというのです。ついに化粧品業界もブルーライト対策に乗り出して来たんですね。また、スマートフォンの中には、画面の色を黄色に調節できる機能(ブルーライトを減らす機能)がついているものもあります。
でも、様々な対策グッズがあるなかブルーライトカット付きコンタクトレンズってあまり聞かないですよね。実際、ブルーライト専用のコンタクトレンズって現在はまだほとんど販売されていません。しかしブルーライトの光は紫外線に近いことから、UVカット機能がついたコンタクトレンズでも効果はあるそうです。

【まとめ】決別は難しい、ブルーライトとうまく付き合っていこう

現代社会では、ブルーライトと無縁の生活を送ることは難しいように思います。ブルーライト対策グッズを上手く活用したり、長時間のパソコンの使用には気をつけ、意識的に休息を入れるようにしましょう。実際、厚生労働省のガイドラインでも「1時間のデジタルディスプレイ機器作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。移動中はスマートフォンを見るのを少しお休みして、本を読んだり景色を楽しんで見るのはいかがですか?完全に断ち切るのは難しくても、自分でコントロールしてうまくブルーライトと付き合っていくことが大切なのですね。

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