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2017年9月 目とコンタクトの
大事な知識

白目がぶよぶよに腫れている気がする!その病名と対処法とは?

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目が痒いな、目に何か違和感があるなと思い鏡を見てびっくり!白目がぶよぶよのゼリー状に盛り上がっている!そんな経験したことありませんか?それは、「結膜浮腫(けつまくふしゅ)」という目の病気かもしれません。簡単に言えば、目がむくみを起こしてしまっている状態です。今回のコラムでは、結膜浮腫の原因や治療法について詳しく見ていきましょう。

1.結膜浮腫とは?

結膜浮腫とは、白目の部分がぶよぶよのゼリー状に盛り上がる病気です。一般的に子供に多く見られる病気ですが、大人でもかかることはあります。症状としては白目の部分がゼリー状に盛り上がる他に、痒みを伴ったりゴロゴロするなどの違和感が生じます。症状の程度は人それぞれで、軽くシワが寄ったような状態から白目全体がぶよぶよに盛り上がる状態まで様々。ひどい場合には、瞼を閉じるのが困難なこともあるようです。

2.結膜浮腫の原因は?

白目の表面には結膜という透明な膜があります。結膜は、白目の表面にぴったりとくっついているわけではなく、少し空間があります。この空間に何らかの原因で水がたまり、むくんだ状態が結膜浮腫です。結膜浮腫になりやすい人は、もともとアレルギー性結膜炎を持っている人や花粉症の人。痒みで目を擦ったり掻いたりと刺激を与えることが原因で起こることが多いようです。

3.結膜浮腫の治療法は?

結膜浮腫は見た目のインパクトが大きいので、慌てて眼科に駆け込む人が多いようですが、一時的なアレルギー反応の一種なので、時間が経てば自然に治る場合がほとんどです。痒くても、擦ったり掻いたりせず触らないことが大事。目に刺激を与えず安静にすることが一番の対処法と言えるでしょう。どうしても痒みが我慢できない場合は、保冷剤などをタオルに巻いて目元を冷やすと少し緩和されます。しかし、症状が何日も続く場合や強い痛みを伴う場合は、他の病気が疑われますので一度眼科を受診しましょう。

4.コンタクトレンズが原因の場合も!

結膜浮腫にかかっていなくても、白目の部分がぶよぶよのゼリー状になってしまう場合もあります。その原因は、コンタクトレンズの不適切な使用が考えられます。
・コンタクトレンズの洗浄が不十分
・汚い手でコンタクトレンズ装用したことで菌が目の中に入る
・ドライアイによる乾燥で目に傷がつく

など。その時は症状が治まるまでは、コンタクトレンズの使用は一旦中止し様子をみましょう。また、対策としては普段からコンタクトレンズを清潔に保ち、ドライアイにならないように適度に目薬を点眼する、結膜浮腫の時と同様、擦ったり掻いたりしないことが大切です。

【まとめ】

結膜浮腫はほとんど痛みを伴わないので、自分では気付かず鏡を見たり、他人に指摘されて初めて気づく人が多いようです。基本的には、そこまで深刻な症状ではないので心配する必要はありませんが、頻繁に結膜浮腫を繰り返すような場合は、主な原因となるアレルギー性結膜炎に対する根本的な治療が必要です。一度眼科で相談してみましょう。
また、普段から部屋をこまめに掃除したり布団を干すなどして、アレルギー性結膜炎を引き起こす埃・カビ・ダニ・ハウスダストなどを溜め込まないことも予防としては大切なことです。

ペットにも専用のコンタクトレンズがあるって知ってましたか?進化する動物医療の未来!

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今や、世界一のペット大国となった日本。現在では、子供の数よりペットの数が多いと言われていて、私たちにとって家族同然のかけがえのない存在となっています。そんな大切なペットが目の病気になってしまったらどうしますか?症状を訴えることの出来ないペットの痛みを少しでも和らげてあげたいと思うのは、飼い主として当然の気持ちです。そのための1つの治療方法としてペット専用のコンタクトレンズがある事をご存知でしたか?今回は、ペットのために作られたコンタクトレンズについて探っていきます!

1.ペット専用コンタクトレンズとは?

ペット専用のコンタクトレンズは、人間用のコンタクトレンズとは少し目的が異なり、視力矯正のためではなく、眼を保護するために使われています。動物は眼の病気にかかってしまうと、見ていて痛々しいほど眼が真っ赤な状態になります。そして痒みや痛みが伴うと、自分でかいたり触ったりしてしまうので症状が悪化したり、ひどい場合には失明してしまうことがあります。特に猫の目は、喧嘩の傷や風邪などによってすぐに炎症を起こすほど弱く、簡単に失明してしまうそうです。

2.ペット専用のコンタクトレンズの目的

そのような時に使用するのが、ペット専用のコンタクトレンズです。目の病気にかかったペットに装用させることによって、菌の二次感染を避け、動物が自ら目を触って眼球が傷つく事を防ぎ回復を早める効果があります。またコンタクトレンズを装用することにより、傷と空気や埃・ゴミとの接触を防げるため、ぺットの痛みを和らげてあげることが出来ます

3.白内障の犬のために・・

ペット専用のコンタクトレンズが日本で初めて登場したのは1997年のことです。白内障にかかった犬のために、水晶体の代わりに視覚を補正することが目的でした。ペットの白内障は人間と同様で、水晶体の一部や全体が白く混濁することにより視界がぼんやりしたり、物との距離感がつかめなくなったりする病気です。そのため、まっすぐ歩けず物や壁にぶつかったり、反応が弱くなったりして日常生活に支障をきたします。そこで、その濁った水晶体を手術によって「人工水晶体(犬用眼内レンズ)」と取り替えてあげることによりペットの視力を改善させる手術が行われました。この時使用された人工水晶体こそが、ペット専用のコンタクトレンズの始まりなのです。

4.馬専用のコンタクトレンズ!

ますます進化するペット医療界。最近では、競走馬専用のコンタクトレンズも登場しています。馬の眼球は、直径4.5cm以上と陸上で生きる哺乳類の中では最大です。大きな馬の眼に、レース中に大量の砂埃が入ることは当たり前で、そのままの状態にしておくと眼の病気の原因にもなってしまいます。そこで開発されたのが馬専用のコンタクトレンズ。砂埃が目に入らないようにする他にも、他の馬への菌の感染も防いでくれる優れものです。

【まとめ】

高齢化社会が進んでいるのは、人間の世界だけではありません。ペットの世界も高齢化が進んでいるそうです。歳をとると共に白内障などの目の病気を発症するのは人間もペットも同じです。特に、喋ることのできないペットにとって、瞳からの情報は大きいものです。愛するペットが目の病気になってしまった場合、治療方法を知っておくことは飼い主として大事なこと。普段から飼い主は、ご自身の目も、ペットも目も大切にしてあげましょう。

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