MENU

2017年8月 目とコンタクトの
大事な知識

実は単なる気球じゃなかった?眼科で行う気球の検査の謎とその役目とは

topics_ref

眼科での検査の1つに、器械の中の気球を見る検査があります。あの気球を見る検査は一体何を調べているのでしょうか?長年、眼科に通われている方でも、未だに謎のままという方は多いのではないでしょうか?今回は、気球を見る検査でどのようなことが分かるのか調べていきます!

1.覗くだけで色々なことが分かる優れもの「オートレフケラトメーター」

あの気球が見える器械の名は、「オートレフケラトメーター」といいます。オートレフケラトメーターに顎を乗せ覗き込んだ先に見える気球。最初はぼやけていますが”カチカチ”と調整されて、だんだんと綺麗に見えてきます。実はこの作業、瞳のピントが合う瞬間を探っているのです。オートレフケラトメーターは、この数秒の作業の間に屈折力や遠視、近視、乱視など様々な目の検査を自動的に行うことが出来るすごい器械なのです。

2.気球の意味とは?

では、なぜ気球の画像なのでしょうか?その答えは、遠くにある気球の画像を使うことによって眼の調節が自然と遠くへと向かい、真っすぐ真ん中を見た状態で検査を行うことが出来るからです。通常、私たちの眼は遠くを見る時は水晶体を薄くし、近くを見る時は水晶体を厚くするという調整を行いながら絶えずピントを合わせています。オートレフケラトメーターでの検査中、この調整機能が働いていると正確な検査結果が得られなくなります。よって、遠くの一点をぼうっと見る事が必要なんですね。手前に道があってその先に気球があるレイアウトも、遠くに感じさせるための工夫の1つだったのです。

3.オートレフケラトメーターの検査データと視力検査のデータは別物!

オートレフケラトメーターの検査で得られるデータは最初に述べましたが、屈折力や遠視、近視、乱視などの目の状態です。人間の視力は、このデータにピントの調節機能などの要因が加わって変わります。ですので、オートレフケラトメーターでの検査データと視力検査のデータは別物です。ちなみに視力検査は、オートレフケラトメーターで得られたデータを基に検査時に使うレンズの度数を決めています。コンタクトレンズを処方する際も、オートレフケラトメーターで計測した角膜の曲率を参考に、レンズのベースカーブを選択します。しかし、あくまでも参考データですので実際に装用してみて違和感がないかどうかは自身で判断することが大切です。

4.オートレフケラトメーター検査の注意点

では、ここでオートレフケラトメーターでの検査の正しい受け方についていくつか説明します。
・まずはリラックスすることが大切です。目に力を込めて、気球を見ようとすると正しい状態で検査が行われません。力を抜いて、リラックスした状態で気球を見ましょう。
・目の表面が乾いていると、正しい検査出来ません。事前にドライアイ用の目薬を点眼するか、機械に顔を乗せる前に何度かまばたきをしておきましょう。
・まぶたやまつ毛が瞳にかかると正しい検査が行えません。出来る限り、目を大きく開いた状態で検査をします。
・あごとおでこをしっかりと検査台につけて覗き込みます。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?今までなんとなく受けていたオートレフケラトメーターによる検査でしたが、あの短いの時間の中でたくさんのデータが得られていたというのは驚きですよね。オートレフケラトメーターは、レーシック手術の前の検査にも用いられており、私たちの目の検査にはとても大事な役割を果たしているのです。次回、眼科を受診した際にはぜひ注目してみてくださいね。

目にも日焼け対策が不可欠!?知るほど怖い紫外線のはなし

topics_uv

じめじめした梅雨もすっかり明けて、うだるような暑さが続く毎日ですが、皆さん夏バテしていませんか?
夏本番になると、海に山に、夏フェスにと野外レジャーの話題が多くなってきますよね。そんな時に気になるのが、やっぱり紫外線ではないでしょうか。
日焼け止めをしっかり塗って、帽子をかぶって準備万端!でも、意外と見落とされがちなのが目の対策。実は、日焼けや他の健康被害を防ぐには、肌はもちろん紫外線から目を守ることが大切だと知っていましたか?今回は意外と知られていない目と紫外線の関係についてまとめました。

1.そもそも紫外線って何?

「紫外線=ultraviolet(ウルトラバイオレット)」とは太陽光のなかで、可視光線より波長が短くエネルギーの高い光のこと。よく耳にする「UV」はこの略称です。
紫外線は大きくUVA・UVB・UVCの3種類に分類され、そのうち地球に届いているのはUVA(95%)とUVB(5%)だと言われています。
UVBは量自体は少ないものの、UVAより強いエネルギーを持っていて、オゾン層の破壊によって地球に届く量が年々増えています。そしてこのUVBこそが、生物に大きな悪影響を与えるのです。

2.日焼けだけじゃない!紫外線と目の病気

紫外線と聞いて真っ先に思い浮かべるのは肌の日焼けではないでしょうか。しかし、意外にも一番多いのが目の病気なんです!
紫外線による目の病気として代表的なものは、白内障、翼状片(よくじょうへん)、黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)などが挙げられます。
皆さんご存知の白内障は、長年浴び続けた紫外線が水晶体に蓄積されることで組織が変化して起こる病気です。近年の紫外線量の増加によって、ひと昔前より白内障発生率の年齢が若くなってきていると言われています。
また、コンタクトレンズを装用する人の間で増えている「角膜炎」も、紫外線が原因で起こる場合があります。一般的な角膜炎は細菌の感染で発症しますが、
強い紫外線を浴びると角膜が傷つき、黒目の表面から炎症を起こすことがあります。これが目の日焼け=紫外線角膜炎です。紫外線角膜炎になると、充血や異物感、目の痛みを感じることがあります。

3.目にうけた紫外線は肌にも悪影響を及ぼす!?

意外と知られていないのが、目から受けた紫外線は、実は肌にも悪影響を及ぼすということ。つまり、目からの紫外線が、肌の日焼けにつながってしまうのです!
目が紫外線を浴びるとまず、角膜が炎症を起こします。そして、その炎症が刺激になり脳下垂体に伝達され、体の防衛本能として紫外線を吸収しようとするメラノサイトがメラニン色素を生成してしまうのです。メラニン色素はご存知の通りシミの原因。これによって肌の老化も進んでしまいます。

4.コンタクトレンズもUVカットの時代

長時間日光を浴びる場合、目を守る必要があることをご理解いただけましたか?ではどうやって目から入る紫外線を防げば良いのでしょうか。いちばん身近なのは、サングラスかも知れませんね。
しかし、サングラスを選ぶ場合は形に注意が必要です。サングラスと顔の間に隙間が多いと紫外線が隙間から入り込んでしまい、角膜周辺で屈折した後、目の鼻側に集中してしまいます。この結果、合わないサングラスを使うことで、普段よりも強い紫外線ダメージを受けることになりかねません!できるだけ顔との隙間がないものを選ぶようにしましょう。
また、最近ではコンタクトレンズにもUVカット機能付きのものがたくさんあるので、一度調べてみてはいかがでしょうか。コンタクトレンズなら、紫外線の屈折や集中の心配はありません!1Dayタイプから2WeekタイプまでUVカットコンタクトレンズは種類も豊富に登場しているので、シーンによって使い分けてみるのもおすすめです。
自分に合ったUVカットコントクトレンズを使って、紫外線を気にせず夏の野外イベントをエンジョイしましょう!

BOTTOM